今となってはどうでもいいことなのだが、こんなこと
があった。
⒈小さな折り紙を谷折りにする。
⒉そこにチョークの粉をためる。
⒊後から「なぁ」と呼びかける。
⒋相手が振り向いた瞬間に「フッ」と息を吹きかける。
勢いよくチョークの粉が舞い上がり、相手の顔が真っ白になるという寸法だ。
チョークの粉が目に入って痛い。
目が痛くて涙が出ていた。
でも私にとっては、そばで見ていたにもかかわらず、
笑いながら「どしたんその顔」と言われた方が響いた。
私の顔はチョークまみれで、そんなに醜く滑稽だったのだろうか。
お手洗いに行き、顔を洗っていると
目が痛くて涙が出ているのか
悲しくて泣いているのか
ただ顔が濡れているだけかのか
なんだかよくわからなかった。