今となってはどうでもいいことだが
どこかの団体が主催する夏のキャンプに
毎年参加していた。
知らない子たちと何日かの共同生活をするため、ある程度気を使いながらのイベントではあるが、そこで出会ったヤツらとはだいたいが仲良くできた。
ある日のこと、食事をしているときに向かいに座ってるヤツが「俺、生のキャベツ嫌いやねん」と、皿に乗ってる千切りキャベツを指さしながら喋っていた。
「でもな、ソースかけたら生じゃなくなるから、食えるねん」
と、そいつは続けた。
世の中には変わったバカもいるんだと思った。